妊娠・出産の知識&トラブル大辞典

「痛くない出産」って悪い事なの?無痛分娩のメリット&デメリット

妊娠・出産

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出産スタイルの1つである無痛分娩
最近では無痛分娩を選択できる産院も増え、希望するママ、気になっているママもいるのではないでしょうか。

管理人は3人目を無痛分娩で出産しました。
上の2人は普通分娩で出産したので、普通分娩と比べて痛みがほとんどなく、気持にも余裕ができたので無痛分娩を選択して良かったと思っています。
(管理人の無痛分娩の体験記を載せました。詳しくは「痛くない出産」はとても楽でした♪管理人の無痛分娩体験記をどうぞ)

しかし、「ママが痛い思いをしたくないから」「お腹を痛めて生まないと子供に愛情がわかない」など批判的な声も上がっていますのも事実です。

無痛分娩のメリットデメリットをまとめてみましたので、無痛分娩での出産を考えている方は参考にしてみて下さい。

◆無痛分娩にはどんな方法があるの?赤ちゃんに影響はない?

無痛分娩を考えている方で心配なのは「赤ちゃんに影響はないの?」ということではないでしょうか。

まず、無痛分娩にもいくつか方法があるのは知っていますか?
無痛分娩には全身麻酔で行う方法と局所麻酔で行う方法があり、5つの麻酔方法で分けられています。

<<全身麻酔の種類>>
■ 静脈麻酔法(じょうみゃくますいほう)
静脈に睡眠薬を注射する方法で、意識が無く完全に眠った状態になるため、ママが眠った状態で赤ちゃんが生まれます。
血液を通して赤ちゃんにも麻酔薬が流れる可能性もあり、赤ちゃんが眠った状態で生まれてしまうこともあります。

■ 吸入麻酔法(きゅうにゅうますいほう)
マスクを鼻と口にあてて麻酔ガスを吸入する方法で、陣痛がきて痛みが我慢できなくなったらガスを吸いこみ痛みを緩和します。
また、最初から麻酔ガスを吸って意識をなくす方法もあります。
どちらにしても意識が無い、意識がもうろうとしている状態になります。

<<局所麻酔の種類>>
■ 硬膜外麻酔法(こうまくがいますいほう)
背中からカテーテルと呼ばれる細いチューブを背骨の中を通る硬膜外腔に挿入して少しずつ麻酔薬を注入する方法です。
痛みを感じる知覚神経だけをブロックするので、子宮収縮や運動神経を妨げることもなく、手足を動かすこともでき、意識もはっきりしています。
血液に麻酔薬が入ることもないので、赤ちゃんへの影響もほとんどありません。

■ 会陰部神経麻酔法(えいんぶしんけいますいほう)
会陰部に麻酔薬を注射する方法で、お産が進んで赤ちゃんの頭が産道を通る痛みを軽減します。
会陰の部分にしか麻酔がかからないので赤ちゃんへの影響はありませんが、陣痛の痛みをとる事はできません。
 
■ 脊椎麻酔法(せきついますいほう)
脊椎のくも膜下腔に麻酔薬を注入する方法で、痛みを軽減する効果が高いです。
しかし、運動神経を麻痺させてしまうため陣痛が弱くなり、赤ちゃんがなかなか出てこなくなったり、赤ちゃんを取出すのに吸引分娩になるということもあります。

無痛分娩は昔は全身麻酔が主流でしたが、今は最もポピュラーに行われているのが硬膜外麻酔法で、すでに書いたように赤ちゃんにはほとんど影響がないと言われています。
妊婦さんが持病を持っていたりする場合などは全身麻酔で行われることもあります。

無痛分娩と言っても、実際には全く痛みを感じないわけではありません。
(病院によっては「和痛分娩」や「麻酔分娩」と言っているところもあります)
主流と言われている硬膜外麻酔法の無痛分娩の流れとしては、「自然に陣痛を待ってから無痛分娩にする方法」と「計画的に入院して無痛分娩にする方法」の2通りあり、麻酔科医が常勤しているかなどによって病院ごとに違います。
しかし、どちらもある程度陣痛がきてから麻酔薬を注入する形になるので、陣痛の痛みもあり、全くの無痛というわけではないのです。
中には麻酔が効きにくい、効かないと言ったケースも。

また、麻酔アレルギーがある人や帝王切開での出産経験がある方などは無痛分娩をすることができません。

◆無痛分娩のメリットとデメリット

無痛分娩にはメリットもあればデメリットもあります。

<<無痛分娩のメリット>>
■ 痛みが少ない
先ほども書きましたが、無痛分娩をする場合、陣痛が進んでから麻酔薬を注入するので陣痛の痛みはある程度味わうことになります。
しかし、麻酔薬を入れると陣痛のマックスの痛みが無くなるので、普通分娩と比べて圧倒的に痛みが少ないです。
(麻酔があまり効かない人も中にはいるようですが)

■ お産の疲労が少なく、産後の回復が早い
陣痛は激しい痛みを伴うので、多くの体力を消耗します。
しかし、お産がどれだけ長引き疲れきっていたとしても、赤ちゃんのお世話をスタートしなければいけません。
無痛分娩の場合、痛みがかなり軽減されるので体力の消耗が少なく、その分産後の回復が早いため、赤ちゃんをお世話する上でもメリットになります。

■ リラックスして出産に望める
陣痛は激しい痛みを伴うので、中にはパニックになる人もいます。
また、パニック障害を患っている人や恐怖感が強い人など、出産自体に恐怖を感じる方もいます。
無痛分娩は痛みがかなり軽減されるので、落ち着いて出産に望むことができます。
そして、リラックスして出産に望めることで「赤ちゃんが出てきた時にとても感動した」という方も多くいます。

<<無痛分娩のデメリット>>
■ 費用が高い
普通分娩の費用にプラスされる形で無痛分娩の費用がかかるため、普通分娩と比べて費用は高くなります。
無痛分娩の費用は病院によって違いますが、安い所だと+1万円、高い所だと+15万円かかるところもあります。

■ お産が長引く
無痛分娩では麻酔を使って陣痛の痛みを軽減してしまうため、いきむ力が弱くなったり、いきむタイミングが分からなくなり妊婦さんもいます。
そのため、普通分娩と比べて無痛分娩での出産は分娩時間が長くなると言われています。
また、いきむ力が弱くなるため、鉗子分娩や吸引分娩になる確率が高くなります。

中には妊婦さん自身の体が出産に耐えきれず医師から無痛分娩を進められるケースもあります。
普通分娩を選択するのも無痛分娩を選択するのも個人の自由で、まわりがとやかく言うことではありません。
しかし、無痛分娩を希望している場合(特に旦那さんが反対している場合)は家族としっかり話し合った上で選択するようにしましょう。

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    中学生、小学生、幼児の3人の子を持つsasaと申します。
    妊娠中・出産後・育児のトラブルや疑問に思ったことなどをまとめてみましたので、お役に立てれば幸いです。

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