妊娠・出産の知識&トラブル大辞典

妊娠中に気をつけたい病気「りんご病」。胎児に与える影響は?

妊娠・出産

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両頬がリンゴのように赤くなることから、その名がついたと言われる「りんご病」。
子供がかかる病気というイメージが強いリンゴ病ですが、大人でもかかる事があります。
大人がかかった場合は重症化しやすいと言われていますが、特に妊婦さんは注意が必要な病気の1つです。

◆りんご病ってどんな病気なの?

りんご病は、正式名称は伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)といい、ヒトパルボウイルスB19による感染症です。
春から夏にかけて流行しやすく、5年ごとに流行の周期があります。
就学前~小学校低学年(5~9歳)の頃に発症する場合が多く、一度感染すると免疫がつくので生涯かかる事はありません。
そのため、成人の約半数以上が免疫を持っていると言われています。

りんご病に感染して、症状(頬の斑点)が出るまでの潜伏期間は約10日~15日で長くても20日程度です。
潜伏期間中に4日~10日ほどで発熱・咳・関節痛と言った軽い風邪のような症状が出て、約1週間~10日ほどで頬に赤い斑点が現れます。
その後1日~3日ほどで腕や太ももなどに赤い斑点があらわれ、1週間程度で斑点が消えます。

実はりんご病の特徴である頬の赤い斑点がでる頃には感染力はほとんどありません。
頬に斑点が現れる前が一番感染力が強いのですが、この時点では風邪の症状とほどんど変わらないためりんご病とは分からないということ。
そのため、気がつないうちに感染を拡げている場合が多いのです。

◆りんご病が胎児に与える影響とは

健康な子供の場合、かかってもさほど心配する事はないと言われているりんご病ですが、大人がかかると高熱・めまい・猛烈なかゆみ・関節痛・倦怠感など重症化しやすい傾向にあります。

そして、妊娠中、特に妊娠20週以下の妊婦さんがりんご病に感染した場合は注意が必要です。
妊娠中にりんご病に感染した場合は30%の確率で胎盤を通して胎児も感染すると言われています。

りんご病の原因である「ヒトパルボウイルスB19」は、赤血球のもとになる赤芽球という細胞を破壊するという特徴があります。
胎児がりんご病に感染した場合、赤血球が減少して胎児貧血に陥り、貧血が重症化すると、胎児水腫というむくみの症状が現れ、最悪の場合死亡してしまうこともあるのです。

妊娠20週以下の妊婦さんがりんご病にかかり、胎児も感染した場合、3分の1が胎児水腫や胎児死亡につながると言われています。
胎児水腫や胎児死亡がおこるのは、りんご病に感染した全妊婦さんの1割程度です。

妊娠20週を過ぎれば、胎児水腫がおこる可能性はほとんどないと言われています。
また、胎児がりんご病に感染しても、風疹のように奇形を生じる事はありません。

2人目以降のママの場合、上のお子さんが小学校や園でもらってくる可能性がありますので、上のお子さんがりんご病にかかってしまった場合は、必ず産婦人科に相談しましょう。
りんご病の抗体を持っているか血液検査で調べてもらえます。

妊婦さんがりんご病に感染した場合、1週間ごとにエコーで胎児水腫の症状がでていないか、など胎児の様子を見ていく事になります。

◆りんご病を予防するにはどうしたらいいの?

りんご病は、咳やくしゃみなどによって感染する飛沫感染と、ウィルスにさわって感染する接触感染で感染します。
しかし、ワクチンは特にありません。

りんご病から赤ちゃんを守るには、普通の風邪予防と同じように手洗い・うがいを徹底したりマスクを着用する方法しかありません。
また、流行時期の外出は控えるなどして、りんご病の予防に努めましょう。

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    中学生、小学生、幼児の3人の子を持つsasaと申します。
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