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子宮筋腫は不妊や流産、早産の原因になるの?

妊娠・出産

sikyuukinsyu

子宮筋腫不妊や流産、早産の原因になる、と聞いたことがないでしょうか。
管理人も妊娠前から子宮筋腫持ちだったため、なかなか妊娠できない時は「子宮筋腫が原因では?」と悩んだり、妊娠してからも「妊娠に影響ないの?」と気になった事がありました。
子宮筋腫が妊娠前、妊娠中に与える影響についてまとめてみました。

◆子宮筋腫ってどんな病気なの?

子宮は、胎児の成長と共に大きくなるように、伸縮性のある平滑筋(へいかつきん)という筋肉でできています。
子宮筋腫は平滑筋成分から発生した良性の筋腫で、30代~40代の女性の3~4人に1人がかかると言われてるポピュラーな病気です。
子宮筋腫と言っても実は「筋層内筋腫」「漿膜下筋腫」「粘膜下筋腫」の3種類あり、できる位置によって呼び名が異なります。

■ 筋層内(きんそうない)筋腫
子宮の筋層内(子宮壁の肉の中)にできる筋腫で、小さいうちはほとんど自覚症状がありませんが、筋腫が大きくなると強い生理痛や月経過多などの症状が現れます。

■ 漿膜下(しょうまくか)筋腫
子宮の外側の表面(漿膜面)にできる筋腫で、外側に向かって大きくなっていきます。
筋腫の中では最も大きくなる筋腫ですが、自覚症状が軽いため、大きくなるまで気がつかない事もあります。
大きくなると膀胱や直腸などを圧迫するので、頻尿や便秘の症状がでることもあります。

■ 粘膜下(ねんまくか)筋腫
子宮内膜の下にできる筋腫で、子宮の内側に向かって成長します。
子宮内腔の大きさが限られているためあまり大きくなりませんが、子宮内膜の面積が大きくなるので、強い生理痛や月経過多など、筋腫の中では一番症状が重いです。

できる筋腫の割合は、筋層内筋腫が最も多く、漿膜下筋腫、粘膜下筋腫の順で少なくなり、症状は個人差もありますが粘膜下筋腫が最も症状が重く、筋層内筋腫、漿膜下筋腫の順で軽くなります。

子宮筋腫は、女性ホルモンのエストロゲンが関係していると言われていますが、筋腫ができる原因ははっきりと分かっていないのが現状です。
そして一般的には、大量のエストロゲンが分泌される妊娠中は子宮筋腫が大きくなり、エストロゲンの分泌が低下する閉経後は子宮筋腫が小さくなると言われています。

◆子宮筋腫が不妊の原因になるのはどうして?

子宮筋腫が不妊の原因になる理由としては以下のとおりです。

■ 子宮筋腫が卵管を圧迫して受精卵の通過を妨げる
■ 筋腫の影響で子宮の形がデコボコになり、受精卵が着床しにくくなる

子宮筋腫があるからと言って必ずしも不妊の原因になるとは限りませんが、できる場所(種類)や大きさによっては影響を及ぼす事もあるということです。

粘膜下筋腫の場合、筋腫が子宮の内側に向かってコブのようにできるので子宮の形を変えてしまう事、位置によっては卵管を圧迫する可能性もあるため、子宮筋腫の中では一番の不妊原因になりやすいと言われています。
漿膜下筋腫は外側に向かって成長するため、子宮の形を変えることなく、子宮筋腫の中では不妊の原因になる事は少ないですが、位置によって卵管を圧迫する事があるので、不妊の原因になることもあります。
実際、子宮筋腫が不妊の原因になっているかどうかは子宮卵管造影検査やMRI検査によって診断されます。

◆子宮筋腫が流産や早産の原因になるのはどうして?

子宮筋腫があると子宮が硬く収縮しやすくなるため、流産や早産の原因になる事もあります。
妊娠中の腹痛は自然なものもありますが、出血を伴う痛み、強い痛みなどの異常を感じたら早めに病院に行きましょう。
子宮を収縮させるような無理な生活を控える事も大切です。

また、子宮筋腫の多くは胎児や出産に影響が無い事がほとんどと言われていますが、筋腫の位置や大きさなどにより出産時に帝王切開になる事もあります。

◆子宮筋腫はどのように治療するの?

子宮筋腫の治療は「薬物療法」と「手術療法」の2つ方法があります。

■ 薬物療法
子宮筋腫はエストロゲンが関係しているため、ホルモン剤を投与してエストロゲンの分泌を減らし、子宮筋腫の成長を止めたり、小さくしていく治療法です。
しかし、薬物治療をしている時は妊娠する事ができません。

■ 手術療法
手術にも、子宮を全部摘出する「子宮全摘手術」と、子宮は温存して筋腫だけを取り除く「筋腫核出術」があります。
手術方法にも、お腹を切って手術をする「開腹手術」、内視鏡を膣から挿入して内部のモニターをみながら手術をする「内視鏡(子宮鏡)下手術」などいくつか種類があり、手術の内容と筋腫の種類や大きさによって変わります。
子宮全摘手術は妊娠を望まない人、症状が重く子宮を残すことが困難な人などに限られます。

そして、不妊の原因が子宮筋腫のみの場合、手術することで約50%妊娠する可能性があると言われています。
しかし、手術内容にもよりますが、約3ヶ月~1年の間は妊娠する事ができません。
手術後の定期検査を受け、妊娠を望む場合は医師の許可が出てからになります。

また、妊娠中は原則、子宮筋腫の治療は行わず経過観察します。
子宮筋腫によるお腹の張りや痛みがある場合は鎮痛剤などを投与する事もあります。

ちなみに管理人は子宮筋腫を持ちながら3人目を妊娠、出産、その後子宮筋腫の筋腫核出術を受けました。
子宮筋腫は3人目を望む数年前からありましたが、それほどの大きさでもなく、経過観察していました。
いざ3人目を作ろうという話になった時、年齢的なものもあるとは思いますが(30代後半だったため)チャレンジしてもなかなか妊娠せず、「子宮筋腫があるせいかな?」「病院できちんと検査を受けて手術したほうがいいのかな?」と考えたこともありましたが、数ヵ月後に妊娠。
妊娠中も子宮筋腫が特に影響を与えるという事はありませんでした。

そして、出産して約1年たったころ、激しい生理痛、排便痛、月経過多、生理がだらだら続くなどの症状に襲われるようになり、しばらくぶりに病院を受診したら子宮筋腫が大きくなっていて、筋腫だけを取り除く筋腫核出術を受けました。
私の筋腫は不妊になりやすく、最も症状が重い粘膜下筋腫で、粘膜下筋腫の中でも大きいものでした。
手術後は、生理痛も軽くなり、生理がだらだら続く事も無くなりとても快適に過ごせています。

子宮筋腫が不妊に影響していたかどうか、私の場合は分かりませんが、心配な方は病院で検査を受ける事をおススメします。

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    中学生、小学生、幼児の3人の子を持つsasaと申します。
    妊娠中・出産後・育児のトラブルや疑問に思ったことなどをまとめてみましたので、お役に立てれば幸いです。

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