妊娠・出産の知識&トラブル大辞典

妊娠中はどうして葉酸が必要なの?1日の摂取量はどのくらい?

妊娠・出産

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妊娠中に必要な栄養素として葉酸が有名ですが、葉酸とはほうれん草やブロッコリーなど緑黄色野菜に多く含まれるビタミンB郡の一種です。

葉酸は造血のビタミンとも言われ、ビタミン12と共に新しい赤血球を作る役割があり、葉酸が不足すると正常な赤血球ができずに悪性貧血になると言われています。
また、妊娠中に必要な栄養素と言われている理由は、妊娠1ヶ月以上前から妊娠3ヶ月の間に摂取することで胎児の二分脊椎や無脳症など神経管閉鎖障害の発生のリスクや生まれてきた子供の自閉症のリスクの軽減、そして胎盤早期剥離や流産を予防する効果があるからです。
また、妊娠を望む女性にとっても、精子の着床を助ける働きもあり不妊にも効果があることから、妊娠前~妊娠初期にかけて特に積極的に摂りたい栄養素です。

◆1日に必要な摂取量はどのくらい?

厚生労働省の発表では、妊娠を計画している女性と妊娠3ヶ月までの女性は1日400μgの葉酸の摂取を推奨しています。
この1日400μgというのにも大きな落とし穴があります。

実は葉酸には、ほうれん草などの食品に含まれるポリグルタミン酸型葉酸(食事性葉酸)と、工業的に製造されるモノグルタミン酸型葉酸の2種類があります。
モノグルタミン酸型葉酸に比べてポリグルタミン酸型葉酸は体内での吸収率が50%以下になることから、厚生労働省では「1日400μgのモノグルタミン酸型葉酸」の摂取を推奨しているのです。

妊娠をしていない一般的な女性に推奨されている葉酸の摂取量は、食品から摂取できるポリグルタミン酸型葉酸、1日240μgです。
つまり、妊娠を計画している女性と妊娠3ヶ月までの女性は、食事で摂取できる葉酸240μgの他に、1日400μgを葉酸のサプリメントを補わなければいけないという事なのです。

また、葉酸のサプリメントの中には「天然素材から採取した葉酸」を使用した商品もありますが、特殊な加工を施してモノグルタミン酸型葉酸にして使用をしています。
実際には、ポリグルタミン酸型葉酸のサプリは存在しないというのが現状のようです。

◆妊娠中期~後期にも同じくらい葉酸が必要なの?

妊娠前~妊娠初期には積極的に摂りたい葉酸ですが、妊娠中期~後期には摂取量が変わってきます。
非妊娠時に推奨されている240μgにプラスして、食品から摂取できるポリグルタミン酸型葉酸240μgになります。
1日480μgの葉酸を補わなければいけません。

葉酸が多く含まれる食品は、ほうれん草、ブロッコリー、グリーンアスパラガス、小松菜、モロヘイヤ、菜の花、いちご、マンゴー、納豆などです。
葉酸は水溶性のビタミンなので、野菜を茹でたりすると水に溶け出しやすく損失が大きいので、茹でる時は茹で過ぎに注意しましょう。
スープにしたり、蒸し野菜にすることで効率よく摂取することができます。
また、加熱の必要がない果物や納豆を摂取するのもオススメです。

葉酸は野菜を調理することで約50%が失われ、体内でも吸収されにくいので、1日480μgの葉酸を野菜などで摂取しようとすると実はかなりの量を食べないといけません。
20代~30代の1日の葉酸摂取量の平均が約220μg~230μgと言われていますので、不足している葉酸をサプリメント利用して摂るのもいいでしょう。

しかし、葉酸の1日の上限量は1000μgと言われていますのでサプリメントを利用する場合は過剰摂取に気をつけましょう。
特に妊娠後期に葉酸のサプリメントで過剰摂取し続けると胎児が喘息になる可能性が高くなるというデータが出ています。
もちろん、食品から摂取する場合は特に心配する必要はないといわれていますので、バランスのよい食事を心がけましょう。

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    中学生、小学生、幼児の3人の子を持つsasaと申します。
    妊娠中・出産後・育児のトラブルや疑問に思ったことなどをまとめてみましたので、お役に立てれば幸いです。

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