働きながら不妊治療「両立は困難」95.6%

働きながらの不妊治療を経験した5127人への調査で「仕事との両立は困難」と答えた人が95.6%でした。

相談しにくい 予定立たない…心に負担 不妊治療と仕事 どう両立 休職制度や理解する雰囲気が必要(ライブドアニュース)

その理由として多かったのが、
「上司や同僚の理解が得られない」
「(休みを取りづらいなど)通院のスケジュールを立てるのが難しい」
「心苦しい」
などが上げられています。

この理由から浮かび上がってくる問題の本質は、社会全体の妊活への理解の不足だと思います。
デリケートな問題だけにオープンに話しづらいものですが、相談しやすい雰囲気ができるだけで変わるのではないでしょうか。

妊活と職場の問題は、どこか学校で勉強する「保健体育」に対する教師と生徒の態度に近いような気がします。
正しい知識を身につける、話し合って理解を深めるということが必要な課題に対して、恥ずかしくて目をそらしてしまうような幼稚さが感じられます。

また上で紹介した記事では「高度な治療法の場合両立のハードルはさらに高い」と言っていますが、そうした負担の大きい治療に進まざるを得なくなるという状況ももとをただせば職場の理解不足といった環境要因が大きいのではないでしょうか。
もっとゆとりを持って計画を立てられる労働環境であれば、よりスケジュールを立てやすく、身体に負担の少ない方法で進められた人も多いはずです。

こうしたニュースで妊活の難しさが社会問題化するのも理解を進める一つの方法かもしれませんが、シリアスになりすぎればかえってこの話題を避ける風潮も生まれてくるでしょう。ほかのデリケートな問題と同じように、反対に抵抗感を覚えてしまう人も出てくるはずです。

高齢出産が当たり前になっているわけですから、妊活の話がさりげなくできる社会になっていくといいですね。